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築45年のヴィンテージマンションを再生 光環境に配慮した居心地いい部屋に

 大阪府高石市に立地する築45年というヴィンテージマンションの一室が、インテリアデザイナーと不動産会社のコラボにより、天井に一切照明を用いず、間接照明だけで構成された、「からだにやさしいリノベーション」によって再生された。9月30日の賃貸情報解禁直後から問い合わせが相次いでいるという。
 



 これは、片頭痛の原因の一つとされる光過敏に着目し「アクティブ・ケア」を提唱するインテリアデザイナー尾田恵さんの企画により実現したマンションの一室。
 南海電鉄高師浜線・伽羅橋駅、JR阪和線・東羽衣駅から徒歩で約10分。大緑地の浜寺交通公園に近く、近隣には保育園、小学校があるなど、子育て世代にはうれしい環境で、賃貸としては恵まれた約63平米の2LDKも魅力である。
 ちなみに、賃貸の内装となると、まず問題なのは施工コストである。
 からだにやさしいリノベーションというと、珪藻土や漆喰、光触媒など特殊な素材を思い浮かべるが、この部屋の仕様は、1000番台のクロスに床はフロアタイル、サンワカンパニーのキッチンやリクシルのドアなどの内装材と、特別な商材は使っていないという。
 「一般的な賃貸リフォームの仕様と大きくは変わりません。もちろん引っ掛けシーリングで済ませるのと比べると、照明器具の予算はかかりますが、物件価値に直結する部分です。今回はとにかく、光にこだわりました」と尾田さん。
 「フルリノベーションの初期投資はかかりますが、長い目で見ても、それ以上変える必要がなく、長寿命のLEDでほぼ電球交換の必要がありません。家具家電をゼロから買い揃える、新婚さんなどの若い世代のお客様にとっても、照明器具は一切要りませんというのは、エアコン付き云々と同様、大きなメリットでしょう。つまり、いままでの賃貸とは、コストのかけどころがちょっと違いますよ、ということですね」とのことだ。



 

天井が低いなどデメリットを間接照明により解消

 
 片頭痛の原因となる光過敏の問題については、本紙でも何度か取り上げてきたが、尾田さんがこれを生涯のテーマとして取り組むに至ったキッカケは、「天井に照明がない家を作るのが夢だった」というお客さんの謎めいた言葉だった。その本当の意味に気づいたのは、医師や照明の専門家との出会いがあってからのことで、「天井の照明が眩しくて辛い」という人たちのために、インテリアと健康の探求が始まった。
 今回の物件は、築年数が古いだけに天井が低く、デメリットだらけに思えるが、インテリアの力で再生する方法があるのではないかと考え、あえて光環境にこだわったとのこと(天井にシーリングやペンダント照明をつけず、間接照明とすることで、天井が低い圧迫感を軽減できる)。
 ただし、築古マンションのリノベーションは、非常に手がかかる。
 今回はもともと3LDKだった空間を2LDKに間取り変更し、和室があった名残の段差もあえて活かしたが、東京にいることが多くなった尾田さんとコミュニケーションを取り、きめ細かく施工してくれる地元工務店さんの存在も抜きにはできなかったとのこと。
 また、光環境にこだわった賃貸を市場に出し、求めている人と繋げるには、丁寧に伝えることを重視する渋井不動産との出会いもポイントだったという。
 賃貸物件といえば、家賃や築年数、立地、間取り等を連想するが、昨今の不動産の世界は、ストーリー性が重視されている。同社では、関西圏に残る「渋い」物件を発掘し、ブログ形式で伝えることで評判になっており、アパレルや美容関係など暮らしにもこだわりが強く、高感度な業界人に人気である由。
 渋井不動産も、光環境にこだわり、身体に優しい賃貸という切り口は初めてとのことで、ぜひやりたいと協力してくれたそう。
 不動産の写真はホームステージングして撮影する傾向にあるが、この物件ではあえて家具などを置かず、天井に照明がない、間接照明の効果がわかりやすい形で撮影されている。
 インテリア業界では、インテリアの力をもっと知らしめたいと思っても、そのためには、きめ細かに具現化してくれる現場の力、必要とする人とつながるには間に立って、伝えるスペシャリストの存在が不可欠。今回のプロジェクトは異業種同士のチームによる新しいチャレンジと言えよう。尾田さんたちは、これがどう判断され、どう響くが分析中であるとのことだ。



 


 尾田恵さんが代表理事を務める(一社)日本インテリア健康学協会(JIHSA)では、人々の健康を「インテリア(生活環境)」×「医療」の力で支える活動に取り組んでいる。今回、日常生活に欠かせない「照明」が心身の健康に及ぼす影響をテーマに「第1回アクティブ・ケアセミナー」を、来たる11月19日(火)、サンゲツ品川ショールーム セミナールームにて開催する。
 約3000人を対象に、室内の光環境が健康に与える影響に関する疫学研究(平城京スタディ)を実践されている、奈良県立医科大学の大林賢史准教授、商品開発や患者にも医療者にも優しいクリニックの照明計画などに携わる大光電機㈱の古川愛子氏、アクティブ・ケアを提唱する尾田恵氏が、各分野から「光と健康」への取り組みを紹介、トークセッションでは医療・商品・デザインの3つの力で創造する、「人を健康に導く生活環境づくり」について話し合う。
 参加費は3,500円(交流会費用含む)。定員は50名(定員になり次第締め切り)。
 詳細は日本インテリア健康学協会(JIHSA)ホームページを参照されたい。 http://jihsa.jp/