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HOME»  業界NEWS 2020»  業界NEWS 2017»  雇用が三期ぶりに「不足」感を高まる

雇用が三期ぶりに「不安」感が高まる

 東京都産業労働局商工部では平成29年第Ⅲ四半期(7月~9月)の都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況をまとめた。それによると、設備投資は前期に比べわずかに増加、採算状況は前期の改善からやや後退、資金繰りはほぼ横ばいで推移、雇用は三期ぶりに「不足」感を高めた。
 ◎設備投資
 設備投資を実施した割合は、19.8%。前期の19.6%からわずかに増加した。来期の設備投資の「実施予定」割合(後方4四半期移動平均)は18.9%と減少する見通しとなっている。
 業種別では、設備投資を「実施した」割合はサービス業25.3%(前期23.5%)と四期連続で増加、小売業も11.6%(同11.2%)とわずかながら増加した。一方、製造業は22.5%(同23.4%)で五期ぶりに減少。卸売業は17.5%(同17.5%)で横ばいとなった。
 来期の設備投資「実施予定」割合は、卸売業のみ17.5%と横ばいが見込まれており、他の業種はいずれも減少する見通しとなっている。
 ◎採算状況
 当期の採算状況を採算DI(「黒字」マイナス「赤字」)でみると、▲0.9(前期▲0.2)と1.1ポイント悪化し、前期の改善からやや後退した。
 業種別では、製造業▲1.3(前期1.0)は2.3ポイント、小売業▲29.7(同▲23.5)は6.2ポイント、サービス業7.2(同9.4)は2.2ポイントといずれも前期の上昇から低下した。卸売業のみ13.5(同7.6)と5.9ポイント上昇し、前期の悪化から持ち直した。
 規模別では、中規模6.3(同16.5)は10.2ポイントと大きく悪化したほか、大規模42.9(同45.0)は2.1ポイントとやや悪化した。小規模は三期ぶりに改善、中小規模は二期連続で改善した。
 ◎資金繰り
 当期の資金繰り状況を資金繰りDI(「楽」マイナス「苦しい」)でみると、▲15.6(前期▲16.1)とほぼ横ばいで推移した。
 業種別では、製造業▲11.9(同▲15.2)は3.3ポイント上昇し、二期連続で改善した。卸売業▲9.6(同▲11.5)は1.9ポイントとやや上昇、小売業▲31.2(同▲31.9)はほぼ横ばいで推移した。一方、サービス業▲13.6(同▲10.2)のみは3.4ポイント低下した。
 ◎雇用人員
 当期の雇用状況を雇用人員DI(「不足」マイナス「過剰」)でみると、20.3(前期15.9)と4.4ポイント上昇し、三期ぶりに「不足」感を高めた。
 業種別に見ると、製造業18.4(前期12.1)、小売業16.5(同9.4)は7.1ポイント、サービス業28.3(同22.9)は5.4ポイントと大きく上昇し「不足」感を高めた。卸売業17.6(同17.9)はほぼ横ばい。
 規模別では、全規模で雇用人員DIが上昇、「不足」感を強めた。