多能工を短期養成施設「リノベーションカレッジ」が開校
マンションリノベーションの職人を短期で養成する「リノベーションカレッジ」が目黒区に開校した。
業界の課題である職人不足の解消と、次世代を担う若者・〝女性のマルチリノベーター〟(多能工)を育成するため、㈱インテリックス空間設計が運営を行う。
同社は、中古マンション再生流通を手掛ける㈱インテリックスのグループ会社。
一期生として入校したのは、全国から集まった25才から63才までの男女10名。「基礎コース」として、月曜日から金曜日の午前9時30分から午後5時まで、3ヶ月間のカリキュラムでリノベーション技術の習得を目指す。講師は、同社のベテラン社員のほか、協力店からの専門職人合計9名。
カリキュラムは、マンションリノベーションの基礎知識、大工作業の実技(実現場での実習)、給排水設備・電気設備・内装工事の実技、プランニング・施工検査。
基礎コース終了後は、希望者は最短3ヶ月の有期雇用契約期間で現場作業見学などを行い同社への就職も選択できる。
建設業界では若年就業者の減少などから女性も含めた担い手確保が課題となっているが、マンションリノベーションの需要は拡大傾向にあり、マンションリノベーション施工に従事する職人を育成することは同業界の課題でもあることから、大工・水道・電気等の複数の専門工事をこなす人材を「マルチリノベーター」(多能工)として育成しようという取組み。

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