5ステップで登録完了
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今年4月より能力評価制度が正式スタートした「建設キャリアアップシステム」(運営主体・一般財団法人建設振興基金)。技能者のレベルが1~4に分類されるなど完成形での運用となったことで、今後は重要度が高まってくると考えられる。その一方、制度設計が複雑で、登録方法も分かりにくいことから登録を躊躇している組合員も多いのではないか。そこで、「建設キャリアアップシステム」の登録手順に絞って解説する。
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「建設キャリアアップシステム」では、最終的に自分の技能に見合った「キャリアアップカード」を受け取ることで登録が完了するが、そこに至るまでに大きく5段階のステップがある。その第1段階として行うのが「事業者登録」である。
同システムへの登録は、「技能者登録」と「事業者登録」の2種類が必要となるが、「技能者登録」の登録項目に「所属事業者」があるため、まずは「事業者登録」を行うことが推奨されている。
登録方法はインターネット、郵送、窓口の3種類あるが、いずれの場合も最初に「建設キャリアアップシステム」ホームページにアクセスし手続きを開始する。
次に第2段階として「技能者登録」を行う。これは技能者本人の他、所属事業者による代行申請も可能だ(「事業者登録」「技能者登録」の具体的手法は、日装連事務局から各組合事務局へ解説書が送られているのでそちらを参照されたい。)
「事業者登録」と「技能者登録」が完了すると、ひとまず「建設キャリアアップシステム」にレベル1(ホワイトカード)として登録される。これが第3段階である。
ちなみに登録基幹技能者については、「技能者登録」完了後に自動的にレベル4(ゴールドカード)として登録されるという特例措置が今年9月末まで実施されている(当初の3月末予定が延長)。
そして第4段階で能力評価申請を行う。能力評価申請は、申請者本人が「レベル判定システム」にアクセスして手続きを行う。
能力評価基準をもとに技能者のレベルが判定され、自身の技能に見合った「キャリアアップカード」が発行(第5段階)される。
以上のように、一つひとつの登録作業は多いが登録手順はシンプルである。ぜひ登録を進めていただきたい。